補講 レイニー・ハンター  

〜雨水を追いかけろ!〜

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気象レーダ観測:気象庁HP
〜雨水を追いかけろ!見学@〜 東京都下水道局 水再生センターの見学に行ってみよう!【見学案内
水質の変化(左から順にきれいな水へ) 雨量に応じて稼動台数を増加。晴れた日は一台。オフィス街からの排水により昼間が多い。 反応層(ばっき層):微生物が活躍 中央監視盤室:24時間体制で下水処理の監視
水道事業(引用 日本経済新聞 2012年5月11日9面】
日本の水道技術の高さは漏水率の高さにあり、東京都下水道局は3%です。欧州などでは通常1割を超え、新興国では5割以上を見れば、技術力の高さが分かります。 新興国ではこれからきれいな水道水の需要が高まっています。日本の高い技術を背景に、商社が多くの企業を取りまとめながら水道事業の輸出が展開されているようです。
脅威と化す雨もあれば、きれいな水道水となる雨もあります。施設の見学を通して、日本の高い技術力と雨水を再利用する仕組みを学びましょう。

〜雨水を追いかけろ!見学A〜 暴れ川(鶴見川)に備えた多目的遊水地:国土交通省
XバンドMPレーダーの配置(関東) 「どーレーダー?」(JR横浜線小机駅) 鶴見川流域センター 暴れ川(鶴見川)に備えた多目的遊水地
センターに入ってみる。ビー玉がこのエリアに集まる実験。 気象条件が良いときは屋上見学も可能(係りの人が引率)。日産スタジアム方面を眺める。 スタジアム駐車場も遊水地の一部 最高水位の表示!(スタジアム駐車場)
JR新横浜駅(周辺駅) ラーメン博物館(周辺スポット) スタジアムの下は遊水地だったとは?! 監視お疲れ様です。
急速に都市化が進む鶴見川流域
都市化が進むと、地表がコンクリートやアスファルトに覆われるため、雨水の下流への流出が増加します。便利な社会基盤は 異常気象が起こると、甚大な被害を起こしやすくなります。鶴見川では、遊水地が位置する小机・鳥山地区にはもともと農地が広がり、下流の洪水被害軽減に寄与する自然の遊水機能がありました。この機能をさらに人工的にアップさせたのが鶴見川多目的遊水池です。 鶴見川多目的遊水地は総合治水対策の柱の一つです。 @河川対策、A流域対策、B下水道対策、Cソフト対策があります。ハードとソフトの対策により、自然災害から街を守っています。 これらの対策を地域住民が理解することにより、防災・減災効果が高まります。まずは、お近くの遊水地に行ってみましょう!
鶴見川(引用 日本経済新聞 9月14日35面】
鶴見川は元来、川幅がそれほど広くない割にくねくねと蛇行しており、かつては「暴れ川」と称されるほど洪水を繰り返していました。昭和33年9月の狩野川台風では甚大な被害が起きました。 東京都町田市の泉を源泉とし、神奈川県川崎市、同横浜市を経由して横浜市鶴見区の河口から東京湾に注いでいます。全長42.5km。特定都市河川に指定されています。

〜雨水を追いかけろ!見学B〜 神田川・環状七号線地下調節池:東京都建設局 

神田川水系の概要
神田川は、三鷹市の井の頭池に源を発し、途中、善福寺川、妙正寺川を合わせ、新宿・豊島・文京の区境を東流し、さらに水道橋駅付近で日本橋川を分流したのち隅田川に注ぐ、延長24.6kmの一級河川です。神田川水系では、日本橋川の分派点を境に下流側では高潮対策事業を、上流側では中小河川整備事業を実施しています。このうち中小河川整備事業では、1時間50_の降雨に対応できるようにするため、護岸、分水路、地下調整池などの整備を進めています。

神田川・環状七号線地下調節池
平成9年4月から第一期事業箇所、平成17年9月からは第二期事業箇所の供用を開始しています。平成22年12月末までに27回の流入があり、下流域の浸水被害軽減に大きな効果を発揮しています。

神田川・環状七号線地下調節池位置図 善福寺川取水施設(断面図)
善福寺川(環状七号線付近) 善福寺川、神田川の合流 機械塔(地下への階段がある) 地下43mに着いた。いよいよトンネルへ!
導水連絡管渠(直径6m) 地下調節池が見えた! 神田川・環状七号線地下調節池(直径12.5m) 模型
豪雨対策 費用との闘い(引用 日本経済新聞 9月30日35面】
農地の宅地化が進んだ1970年代後半から「神田川は立て続けに暴れるようになった」。河川周辺の用地を確保できず、河川の幅を広げる治水対策は難しい。このため雨水をためる調整池を公園の下に造ったり、地下にトンネルを掘ったりし始めた。現在、これらの施設は東京の地下に約500カ所あり、合計でおよそ東京ドーム1杯分ほど雨水をためられるという。
東京都によると、地下施設を備えて1時間50_の降雨に耐えられる地域は、都内全域の62%にとどまる。都はこの割合を毎年1%ずつ高めているが、このペースでは100%にするのに40年かかる。費用は毎年約250億円が必要になる見通しだ。1時間50_を超えるゲリラ豪雨も増えており費用対効果をつかみにくい。どこまで洪水対策に費用をかけるか都は悩む。
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